フォルクスワーゲン、支出削減のためドイツ工場の閉鎖を検討
フォルクスワーゲン・グループは2日、同社がドイツにある自動車生産工場1つと部品工場1つの閉鎖を初めて検討しているとの声明を発表した。この計画が実施されれば、フォルクスワーゲン史上初のドイツ国内工場閉鎖となる。
この動きは労働組合からの強い抵抗を引き起こし、フォルクスワーゲン幹部は水曜日に労働組合と協議を行う予定で、労働組合の幹部は、この協議は同社の経営陣を「非常に不快にさせる」と述べた。
フォルクスワーゲン・グループのオグボム経営委員会会長は声明の中で、経済環境が厳しくなり、新たなプレーヤーがヨーロッパに参入し、ドイツはビジネス拠点としての競争力の点でさらに遅れをとっていると述べた。