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アジアの株式市場は安定、中国の不動産政策とドル動向が焦点

17日のアジア株式市場は、中国の住宅政策説明会を控えて市場の期待が高まり、安定した展開となった。一方、トランプ氏が米大統領に再選されるとの見通しを背景に、ドルは2カ月ぶりの高値付近にある。

17日のアジア株式市場は安定を保っており、市場は低迷する不動産業界を支援するために中国で予定されている住宅政策説明会を前に大きな期待を寄せている。一方、トランプ氏が米大統領に再選されるとの見通しを背景に、ドルは2カ月ぶりの高値付近にある。

欧州中央銀行が13年ぶりに2回連続の利下げを発表すると予想され、英国のインフレ率が予想外に急低下したことで世界の債券市場は反発した。

装置供給業者ASML(ASML.AS)が厳しい見通しを発表したことを受け、市場では半導体製造大手TSMC(2330.TW)の業績に注目が集まっている。

日本の日経平均株価 (.N225) は序盤の取引で0.2%上昇し、オーストラリア株式市場 (.AXJO) は主に銀行セクターの好調の恩恵を受けて1%上昇して新高値を更新したが、この傾向はウォール街でも続いた。

予測市場が米大統領選で共和党候補ドナルド・トランプ氏がリードしていると示す中、ドルは2カ月超ぶりの高値で推移した。水曜日、主要株価指数が過去最高値かそれに近い水準で終了したことを受け、米先物相場は反落した。

ウェストパックの金利戦略責任者、ダミアン・マクロー氏は「トランプ勝利という考えがここ2、3日で実際にドルを上昇させた」と述べた。トランプ大統領の関税、税金、移民政策はインフレを招き、債券にとってはマイナス、ドルにとっては強気とみなされている。

同氏は「景気も好調で、FRBの利下げ幅が縮小するとの期待もあり、これは連動している」と述べた。トランプ大統領と共和党はビットコイン規制に対してより緩和的なアプローチを取ると予想されており、ビットコイン価格は最近急騰している。

中国市場は小幅高で始まり、上海総合指数 (.SSEC) は0.5%高、香港のハンセン指数 (.HSI) は2%高となった。

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