月曜日、現物金は過去最高値に近い水準を維持したが、ドル指数は13カ月ぶりの安値に下落した。この動きは、パウエルFRB議長のジャクソンホールシンポジウムでの演説の後、市場では9月にFRBが金利を下げると予想されている。

先週の演説で、パウエル長官はFRBが金融政策を調整する準備ができていることを示唆し、金利を下げる時間と幅は将来の経済データにかかっている。労働市場のリスクは上昇しているが、インフレリスクは弱まっていると指摘した。FRBの政策決定者は、インフレが2%目標に向かって移動することへの自信が増し、金融政策の緩和を支持した。

市場は来月の利下げ幅が25ベーシスポイントと50ベーシスポイントの間にあると予想している。同時に、市場はFRBが年末までに累計100ベーシスポイントの利下げを行うと予想している。

また、中国からの金輸入割当額の増加や金ETFの在庫増加のニュースも金価格をさらに支え、強い需要を示している。

月曜日のグリニッジ時間7時05分現在、現物金は0.14%上昇し、1オンス当たり2516.24ドルを報告した。先週、金は過去最高値を更新し、1オンス当たり2531.76ドルに達した。

金先物は、12月に受け渡した金先物が0.30%上昇し、1オンス当たり2554・00ドルだった。

他の6つの主要通貨に対するドルの相対強度を測定するドル指数（DXY）は月曜日にほぼ横ばいで、100.707と報告した。これまでの取引時間帯では、DXYは2023年7月20日以来の低水準となる100.534まで下落していた。