9月18日、米国エネルギー情報局（EIA）は週間石油報告書を発表した。報告書によると、原油在庫は１６０万バレル減少し、アナリスト予想の１０万バレル減少を下回った。現在の在庫水準は５年間の平均を約４％下回っている。

ガソリン総在庫は前週比１０万バレル増加、アナリスト予想は６１万バレル増加だった。ディーゼル燃料在庫も１０万バレル増加した。原油輸入は前週から日量５４万５０００バレル減少し、日量平均６３０万バレルとなった。過去４週間の原油輸入量は日量平均６４０万バレルとなっている。

戦略石油備蓄は3億8,000万バレルから3億8,060万バレルに増加し、米国は引き続き戦略石油備蓄のために石油を購入した。国内原油生産量は日量１３３０万バレルから同１３２０万バレルに減少したが、ハリケーン後に生産が再開され、短期的には増加すると予想されている。

ウェスト・テキサス・インターミディエイト（WTI）原油価格は、トレーダーらがEIA報告書に反応する中、71.00ドルに近づいた。原油在庫の減少は、現在中東の緊張の高まりに焦点を当てている市場にさらなる支援となる可能性がある。