全米住宅建設業者協会（NAHB）は9月17日、9月の住宅市場指数報告書を発表した。報告書によると、９月のＮＡＨＢ住宅市場指数は８月の３９から４１に上昇し、アナリスト予想の４０を上回った。現在の売上高は8月の44件から9月は45件に改善し、今後6か月の売上予測は49件から53件に増加した。

ＮＡＨＢは「インフレ緩和を受けて、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は今週金融緩和サイクルを開始すると予想されており、住宅ローン金利に低下圧力がかかると同時に、土地開発や住宅建設事業向け融資の金利も引き下げられるだろう」とコメントした。

さらに、トレーダーらは７月の企業在庫報告書に注目している。報告書によると、企業在庫は前月比０．４％増加し、アナリスト予想の０．３％を上回った。トレーダーらがNAHB住宅市場指数の報告に反応したことを受け、米ドル指数は取引高値から下落した。全体として、トレーダーは明日発表されるFRBの決定を待っている。

トレーダーらが過去最高値付近で一部の利益を確定させたため、金価格は２５８０ドル付近で安定した。トレーダーらが連邦準備理事会（ＦＲＢ）のハト派姿勢の可能性に注目するなか、住宅市場データの発表を受けてＳ＆Ｐ総合５００種は連日の最高値を試した。